TOYOTA GR Supra


snsで新しいスープラ(A90型)が展示されるという情報を得たので、エリア的には地元ではないものの、そう遠いところではなかったので神戸市垂水区名谷まで車を走らせ見に行ってきた。

訪れたのはトヨタのネッツ店だったが、今でもトヨタ店とカローラ店とはお付き合いがあるが地元を含めてもこの系列の店を訪ねるのは初めてだったような。

ちなみに正式にはGR GARAGE 神戸垂水店らしい。

これまで縁のなかったお店を訪れたのは、この車がBMWとの共同開発の車だったことにほかならず、もしトヨタ単独だったり、同じように共同開発でも海外の別のメーカーとの開発なら足を運んだかどうか分からない。

とりあえず展示車両を見るにとどまるにしても、先般、一度は実車を見たかったので足を運んでみた。

まず、展示車が白い車体の車だったことに少し驚いた。

自身の地元や西神エリアでも白い車が主流のような気もするので、それに倣ったからか、それとも白色は膨張色だから車体が大きく見えるようこの色にしたか定かでないが、本家の『Z4=黒っぽい車』の印象が強いからか白は想像できていなかった。

大きさ的には大きくもなく小さくもなく、いかにもスポーツカーらしいサイズ。

聴いてみると、この車は三種類あるグレードのうち、2リッター4気筒の一番下のグレード(というかエンジン性能)の車とのことだった。

上のクラスになるほどエンジン出力、エンジン自体や、ほかにも足回りやブレーキなどがグレードアップするらしいので、それぞれを比較すると言うことはあろうが、単体とすればよくできていて、ボディ形状はどれも同じらしいからビジュアル的には十分許せる範囲。

最上位の3リッター6気筒エンジン搭載のグレード車にはオプションでマット色の用意もあるらしいから、ちょっと興味がわいた。(ちなみに、このB58型エンジンは我が440iと同型)

画像で見ていたよりもモリモリ感は感じさせずリアフェンダーの膨らみやテールゲートエンドの反り上がり具合も、あんなものかな、って感じ。

特に、あの反り上がりはなくてもいいのかな、と思わなくもないが、あれをデザインに取り入れるところがいかにも日本的にも感じる。

全体的にみて、さすがにこれまでのトヨタ車ではないけれど脱皮してしまったかといえばそうでもなく、かといって決してグローバルなレクサスの真似ごとでもない、ちょうどその中間あたりの外国製日本車のようだ。

運転席に乗り込んでみるとインパネやコンソール周りはBMWとほぼ同じで、新しいZ4もきっとこんな感じなんだろう、と思わせる。

ドライビングポジションから見える視覚的なものはフロントの視野はほぼないものの、あんなもんだろう。

この手の車は重心の低さを愉しむべきであってシートポジションを高くするのはナシ。

ただ、2シーターだから二人しか乗れないのは当然だけれど、この車に限ればシートアジャストはすべてがマニュアルでシート素材も皮製でないのは廉価グレードだから仕方ないか。

リアハッチを開けると思わぬ大きなトランクルームが現れるが、現実はゴルフバッグは一つでさえ載らないらしい。

なぜゴルフバッグが引き合いに出されるか理解しづらいが、要はあまり物が載らない例えであり、ゴルフをしない人には関係のない話である。

あくまでプライベートカーの極みと割り切ればドライビングはきっと楽しいに違いなく、86の兄貴分的存在としてみても決して悪くはない一台だと思う。






アンケートに答え、店を出る際には預けていた自身の車を奥の駐車場から店の人が出してくれた。

短い距離の運転ながら
「いい車ですね。」

客が乗ってきた他社の車を褒めるのも今どきは当たり前と言えば当たり前だが、この言葉、気に入った。

「トヨタの車しか乗ったことがないものですから。」

「これからは、たった今見せてもらったSupraにも乗ってBMW製らしい楽しさの一端を感じてください。」

こんな気持ちで店を後にした。

試乗の機会があれば乗せてもらうことにして、今日のところは良しとしよう。

発売は5月中旬。(予約受付中)


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