三室高原、コナラの杜

ここは兵庫県西北部、岡山県や鳥取県と県境を隔てた山あいの町・千種町(現在は宍粟市)。

町北部に町を見下ろすように位置するのが三室山。

その三室山を間近に見上げる三室高原の野外活動センター跡地をもう少し奥へと車を乗り入れると素晴らしいコナラの杜が広がる場所がある。

ここへ乗り入れようとするなら扁平率の低いタイヤを装着している車には気を使わせまくりの地道をわずかながら走らせないといけないが、この際、目をつむりゆるりゆるりと走らせよう。

かつては同センター利用の若人がこの空間を享受していたが、今となれば、よほどの人でない限り立ち入らないので、ほぼ独占的。

鳥たちのさえずりや吹き抜ける風を五感で感じれば、これほど贅沢な時間はないと感じれるに違いない。












山中に咲くドウダンツツジと見下ろす千種川流域
右下の緑の薄い個所が野活センター跡地付近

三室山の自然

ドライブナビ

この場所へのルートのおすすめはR29から宍粟市波賀町、斉木口交差点を折れて西進し、R429を鳥ヶ乢(たわ)を越えて千種町へと入るルート。

後に走る県道72号を南から北進して来て千種町に入るのもありですが、かつては難所だったこの峠が道路整備の最終段階でトンネルが開通したことで大変走りやすい道路となったので、こちらの方がおすすめです。

峠の坂を下りきると、わずかに細い道を走り、右折して県道72号へ入れば千種川源流域のワインディングロード。

72号は三叉路を左折して、ちくさ高原へと続きますが、ここで直進して三室高原方面へ向かいます。

この辺りから流れの上流、正面に見える山が三室山です。

渓流荘を見る頃には道はか細くなりますが、そのまま直進するとドン突きとなり、左は大通峠を越えて鳥取県若桜町へ。

右折してわずかに上れば旧・野活センター下の広場で、現地はさらにもう少し奥です。

波賀町有賀、斉木口交差点以降は信号機はなく、走る車も少ないので快適に車を走らせることができます。

ちなみにこの道は行き止まりなので適当なところでUターンの必要があります。

当所を過ぎると再度コンクリートの道となりますが、次にUターンが可能な広場までは少し距離がありますので幅員のある画像付近で方向転換させるのが妥当です。

また、扁平率の低いタイヤを装着されている車の侵入は車のためを考えると控えた方が賢明です。
(私の車の扁平率は前40、後35でギリギリ)

森林浴だけなら野活センター下の広場に駐車して、辺りを散策するのもアリです。

最後に、自然林としてのスケールは小さいので当所への立ち寄りはどこかへ出かけるプロローグ的な位置付けで、新緑の時期は特に午前中の日差しのある時間帯に訪れるのがベストでしょう。

秋の紅葉の時期もおすすめです。

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